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01.2015
働くシニアが増加・2015年確定拠出年金はこう動く
by かすや法務行政書士事務所
新年あけましておめでとうございます。
早速ですが、新年仕事始めの1月5日(月)日本経済新聞・朝刊 1面トップの見出しは、「確定拠出年金70歳まで」 。
60歳を過ぎても働くシニア世代増加を背景にした、当然の流れといえるでしょうか。
厚生労働省は、2016年の通常国会で関連法案の改正を進め、2017年には施行したい考えのようです。
その「関連法案」で注目したいのは、いままで制度上「確定拠出年金」に加入できなかった「主婦」「公務員」等が「誰でも」加入できるように進めている点です。まさに「誰とでも通話できる」みたなイメージですが(笑)。
冗談はさておき、国は今後、公的年金に上乗せする「企業年金」の選択肢として、この「確定拠出年金」という制度を促進していく構えであることは間違いありません。
日本人は、お金を貯蓄するのが大好きな人が多いです。だけど、じゃあ、毎月給与から厚生年金を支払っていることについて、どのくらいの人が将来設計しているのか・・・かなり疑問です。
厚生年金基金の失敗は、「他人任せだった」から。
面倒な運用は、「できる誰か」に任せたい。自分が寝ている間に、「お金が増えていること」が望ましい。
でも自分が知らない間に「できる」と思って任せていた「誰か」が失敗して、気が付いたら「お金がなくなってしまった」。それが原因です。
「確定拠出年金」は「自己責任」。そのかわり、自分の手元でしっかり貯蓄するのも、投資して増やすのも自由です。
「自己管理」で他人任せにしないからこそ、知らない間に「お金がなくなる」という事態は起こりえないのです。
2015年、「自分のお金」を守るのも失うのも、自分次第。そんな時代の到来です。
今年も、中小企業の大切な「マネー」を守るべく、社長も社員も「損しない制度設計」をご提案いたします。
どうぞ宜しくお願い致します。